YAS Person | Interview

柏木：私たちの商品管理の根幹にあるのが「W-TOPS」という自社倉庫専用の物流マネジメントシステム。倉庫内にある部品在庫管理はもちろん、それぞれの部品の入荷状況、検品状況、梱包状況、お客様へのお届け状況など、一つひとつのアイテムにまつわるすべての情報、ステータスをリアルタイムに照会することができます。全てのスタッフは、「W-TOPS」を介して商品の管理、把握を行っております。

下村：「W-TOPS」は、YASが2012年に独自で開発した物流マネジメントシステム。私はその開発に携わり、現在はシステム保守を担当しています。「W-TOPS」ができるまでは、システムの構成上データの処理に一定の時間がかかっていたことから、部品の受注から倉庫に情報が届くまでの間にタイムラグが発生していました。お客様から頂いた注文が実際に作業伝票として倉庫に出力されるまで30分程度かかっていましたが、現在では5分程度に短縮され、緊急を要する注文に対しても即座に対応できサービス性の向上につながっています。

金尾：われわれのお客様である修理工場、板金・塗装工場、カーショップなどでは、エンドユーザー様への早期納品が求められます。「W-TOPS」によって最短数時間でお届けすることができるようになったので、お客様からは非常に喜ばれますね。また、部品販売元の多くは専業の運送業者に配送を依存していることが多いですが、YASでは自社の配送ルートを構築。自社専用のトラックで商品をお届けする体制を整えていることから、出荷対応は業界のなかではもっとも速やかといわれております。

富沢：さらに、YASが取り扱う輸入車部品は常時8万点以上。日本最大級のアイテム数を誇っておりますので、他の卸業者になかった部品も「YASにいけば欲しいものが必ず見つかる」という満足のお声も多く頂戴します。前述したようにYASでは長年の経験に基づいたノウハウにより、徹底した品質管理を行っていますので、品質に関しても信頼いただいております。品質・スピード・在庫量どれをとってもベストな体制を整えておりますので、お客様からは喜びの声を多くいただいております。

下村：「W-TOPS」によって、YAS内のBP事業、外販事業などとのシームレス化を実現。お客様にとってだけではなく、社内全体の業務効率化をはかることができ、お客様のニーズにスムーズにお応えできる体制をつくることができました。「W-TOPS」によってYAS内の連携が一層強化されたことを強く感じています。