YAS Person | Interview

01:歴史が導く確かな技

「技芸・技能・技術」が揃うYASならではのサービス

ー YASが目指す今後の展開について教えてください。

スキャンツール/テクニカル・サポート・プラス
スキャンツール/テクニカル・サポート・プラス

梶浦:YASは、部品調達部門とBP部門を合わせたユニークな組み合わせの会社です。この組み合わせで生まれた、新しいアイディアの一つがスキャンツールです。今の車はコンピューターの診断なしではオイル交換もできない車もあります。ディーラーは車種ごとのスキャンツールを持っているので、完璧にできるのですが、アフターマーケットの工場は、色々な車種が入ってくることもあり、こういったコンピューター診断がまだまだ不得意です。
現在、国土交通省が主体となって普及活動を始めているので、アフターマーケットの工場もこういったものが必要であると分かってきてはいるけれど、何を買っていいのか、買ってどうしたらいいのかという理解がまだ進んでいません。そんな中、YASではアフターマーケットの工場に相応しいと思われる一つのスキャンツールを採用しました。単にツールを販売するということではなく、このツールならフルサポートできるということが売りです。アフターマーケットの工場はスキャンツールを入れても、使い方がわからず工場の片隅に眠っているところもありますから。ツールの使い方をサポートする「テクニカル・サポート・プラス」も行っています。高額なツールですが、購入後もYASの技術サポートを受けられるという点で、たくさんの問い合わせを頂いています。

島田:確かにお取引先である各工場に対して付加価値提案をしていく体制が大事で、スキャンツールは最たるものです。色々なメーカーが競合している中で我々を選んでもらうためにも「テクニカル・サポート・プラス」など、「そこまで対応してくれるのか」という付加価値が重要になってきます。

P&A統括部 エリアセンター営業部 部長 島田治之
P&A統括部 エリアセンター営業部 部長 島田治之

梶浦:また、リサイクル部品も供給ルートにのせる取り組みを始めました。古い輸入車に対して、オーナであるお客様は安い費用で安心な修理を希望します。それには純正部品を使うとどうしても高くなるので、オーバーホール済みの再生リビルト部品や中古部品が必要なのです。このニーズは今後も高まっていくでしょう。中古部分を使うメリットは価格の面だけでなく、CO2の削減にも貢献し、地球環境にも優しいのです。

ー「技芸・技術・技能」が三位一体となって、アフターサービスを行うのがYAS。きれいに修理するだけではなく、それを支える部品の調達力、オペレーターの的確な判断、修理品質へのこだわりなどで成り立っていて、それらが三位一体となっているのが他にはない強みともいえるのではないでしょうか。

梶浦:修理において、「ブレーキパットをください」といったら、一般的にはブレーキパットを提供するだけです。そこを、「これだけ走ってるんだったら、ここまでやった方がいいですよ」と提案できているのはこの「技芸・技術・技能」があるからこそ。
会社の収益の根源を考えた時、CSなのか、価格なのか、スピードなのか、技術なのか、色々ありますよね。圧倒的なCSで勝つやり方もある。何を自分達の収益の根源にするかということが課題で、YASは全てにおいてNo.1を目指していますが、やはり「技」が最大の根源です。

技芸/技術/技能
技芸/技術/技能

江花:P&A部門やBP部門は長い間、ヤナセネットワークに対しての価値の提供ということが、ビジネスの根幹でした。今もその点は変わりません。BP部門も最初、全国の各お店で個々にやっていたBP関連業務を、修理だけでなく見積もりや保険会社とのやりとりなどをシステム化して、ヤナセ統一のBPシステムとしてまとめました。それは今も変わらず、ヤナセネットワークの事故修理対応を支えています。
現在、YASは更にアフターマーケットなど新しい分野に進出するために、ヤナセネットワークで培ったノウハウを活用し、アフターマーケットのお客様に対しても新たな価値を提供することを目指しています。

Exceed Your Car Life<br>車とともに、あなたたとともに
Exceed Your Car Life
車とともに、あなたたとともに

島田:我々にとっては競合他社ができないサービスを高い水準でどう提供するのかが一番求められるところ。技芸・技術・技能が我々の目指しているものとどうすり合っていくのか、今後一層、アフターマーケットに伝えていきたいですね。

※取材当初と役職、所属部署が変わっている場合があります。

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